行事レポート (世界のひろば ~台湾編~)
世界のひろば ~台湾編~
6月16日(日)、「ユニコムプラザさがみはら」で「世界のひろば」を開催しました。今回は、雄大な自然と近代都市が融合し、多様な文化や美食の楽園として、世界中の人々を魅了してやまない「台湾」を紹介しました。
スピーカーは、台湾出身で、現在、相模原市に住んでいるサイ・イジン(蔡宜静)さんです。
サイさんは、はじめに台湾が世界的に有名なストリートフードの宝庫で、小籠包、牛肉湯、米粉湯、珍珠ミルクティー(タピオカミルクティー)など、さまざまな料理が楽しめることや台湾は山岳地帯が多く、美しい自然が広がっていて、温泉地も多く、また、台南や高雄などの都市には、歴史的な建造物や寺院が数多く残っていることなど、観光地としての台湾の素晴らしい魅力について語ってくれました。
また、経済事情について、台湾の最大級の半導体企業であるTSMCの工場が、今年2月に熊本県菊陽町に開所され、台湾と日本の経済関係がますます深まっていることや、交通インフラとして台湾の新幹線、MRT、地下鉄などが整備され、経済活動や観光活動にも貢献していると語りました。
次に、教育事情について、台湾では義務教育期間が、日本より長い6歳から18歳までの12年間であることや、大学進学率が80%を超えること、また、教育の特色として、小中学校では昼寝の時間が義務付けられていることや、授業終了後も各々の学校において、夜間自主学習が行われていることなどを語ってくれました。
後半の質疑応答のコーナーでは、参加者の皆さんは台湾フードを体験しながら、台湾の文化、歴史、教育、社会事情等について、積極的に質問されていました。サイさんは、ひとつひとつの質問に対して、とても丁寧に答えていたのが非常に印象的でした。
このイベントに参加していただいた皆さんは、いずれも台湾に非常に関心の高い方ばかりで、中には、「今まで3回ほど台湾を訪問したが今日の講演を聞いて再度訪問したくなった。」、「近々、台湾を訪問するため、このイベントに参加したが、台湾の魅力を事前に知ることができ、旅行が今まで以上に楽しみになった。」と満面の笑顔で語ってくれました。
最後に、司会者から今年4月3日、台湾の花蓮県東方の沖合で発生した地震でお亡くなりになった方々に、哀悼の意を表するとともに、本年1月1日に発生した能登半島沖地震をはじめ、日本で災害が発生するたびに、心温まる支援をしてくださる台湾の皆様に改めて感謝の意を述べて、このイベントを終了しました。
以上