行事レポート (世界のひろば ~ネパール編~)
世界のひろば ~ネパール編~
12月15日(日)、大野南公民館で、国際交流イベント「世界のひろば」を開催しました。今回は、ネパール出身で相模原市在住のプン・プシュパさんを講師にお迎えして、世界の屋根と言われ、世界最高峰のエベレストをはじめヒマラヤ山脈を国境にもち、雄大な自然と多様な文化が融合し、世界中の人々を魅了してやまないネパールを紹介しました。
講演では、はじめにネパールの多様な文化について語ってくれました。ネパールは北海道の1.8倍ほどの小さな国土に3000万人を超える人々が生活を営み、また、125を数える多種多様な民族が各々の文化、習慣、宗教等を互いに尊重しながら、共存、共栄しており、この国では民族や宗教の違いによる対立は皆無で、皆が平和に暮らしているとのことでした。
ネパールの人々の生活について、家族構成は、今も大家族が一般的で、父親が経済的に家族を支え、母親が家事や子供の世話を担当し、祖父母は子供たちに伝統や知恵を伝え、お互いに尊重し、支え合い、助け合うことを大切にしているそうです。また、食事は通常は朝と夜の二度で、お昼はスナック程度で済ませるのが一般的で、そのため学校では給食制度はないとのことでした。
教育制度は、義務教育は小学校(1~5年生)で、その後は、中学校(6~8年)、高等学校(9~12年)、そして、大学(高等教育)があるそうです。都市部と農村部で教育機会に格差があり、その点を政府が是正しているとのことでした。
ネパールの魅力は、何といっても世界最高峰のエベレストをはじめ、標高8000メートル級の山々がそびえ立つヒマラヤ山脈であり、そこを訪れる人々はそのあまりにも雄大な景色と自然美に圧倒されるとのことでした。そして、首都のカトマンズをはじめ、ネパールの町や村では、多種多様な文化や伝統に触れることができ、また、ネパールの人々の温かいおもてなしも大きな魅力だそうです。
最後に、ネパールの人々の間では表現方法の一つとして、しばしばジェスチャーが用いられることから、ネパールのジェスチャーを基にしたクイズを出題し、参加者の皆さんにそのジェスチャーが何を表現しているのかを当ててもらうクイズを行い、ネパールの文化の一端を楽しく学びながら、このイベントを終了しました。