行事レポート (世界のひろば ~パキスタン編~)

世界のひろば ~パキスタン編~

さがみはら国際交流ラウンジは、2月15日(日)、橋本公民館において、国際交流イベント「世界のひろば」を開催しました。今回は、古代インダス文明にまで遡る長い歴史を持ち、多民族性・多言語社会が織りなす独自の文化がとても魅力的な、パキスタン・イスラム共和国について、相模原市にお住いで、パキスタン出身のウスマ二・カムランさん、ウスマ二・サエラさん、ウスマ二・アンシャさんのご一家をプレゼンターにお迎えして、その魅力について紹介しました。

ウスマ二さん一家によるプレゼンでは、はじめに、パキスタン人の国民性について、その多くがイスラム教徒で、礼拝やラマダンなどの宗教行事が生活に深く根付いており、その深い信仰心と伝統に支えられた温かい気質を持ち、「メフマーン・ナワーズィー(客人歓待)」の精神により、訪問者を家族のように迎え入れる寛大さがあること。家族の結びつきが非常に強く、祖父母から孫までが共に支え合い、年長者への敬意を重んじ、困難な状況でも助け合う連帯意識があり、その表れとして家族の結婚式の際には親戚縁者をはじめ、友人・知人など1000人を超える人々を招待して、ときには1週間のもの間その式典が催されることもあると語ってくれました。

また、パキスタンの地は、紀元前2600年頃に栄えたインダス文明の中心地であり、モヘンジョ・ダロやハラッパーでは、高度な都市計画や排水設備が整えられ、古代世界屈指の文明を築いたことや、北部には世界第二の高峰K2をはじめ、カラコルム山脈やヒマラヤ山脈、ヒンドゥークシュ山脈が連なる雄大な山岳景観に恵まれ、世界中の旅行者を惹きつけていることを紹介しました。

それから、誤解されがちなイスラム教国における女性の立場について、パキスタンでは早い時期から女性が積極的に社会に進出しており、2014年には人権運動家のマララ・ユスフザイさんがノーベル平和賞を受賞したのをはじめ、国会や地方議会には女性の議席枠が設けられ、行政・司法・外交分野で活躍する女性が増えており、経済面でも都市部を中心に、医師、弁護士、大学教員、起業家、IT技術者など専門職への進出が進展していることを紹介しました。

さがみはら国際交流ラウンジでは、この国際交流イベント「世界のひろば」を隔月に開催しています。4月には日本ともなじみの深い南米のペルー共和国をテーマに開催する予定ですので、皆さんの参加をお待ちしています。