コーヒーブレイク(月刊レポート)2024年3月号

マーシャル・エリオット・ギンズラー・バイナー交流員

相模原文化を満喫した3月

こんにちは。さがみはら国際交流ラウンジのマーシャル・エリオット・ギンズラー・バイナーです。河津桜が咲き始め、春の訪れを感じる季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。

皆さんにとって、3月とはどんな月ですか?カナダ・オンタリオ州では、マーチ・ブレイクという3月中旬の学校の春休みがあります。この一週間は、家族が揃って時間を過ごす傾向があります。また、3月と言えば、メープルシロップの季節でもあります。冬から春に移り変わる頃、昼間が暖かく、夜が寒い日が続きます。これにより、サトウカエデの根っこから樹液が上昇します。木から樹液を採る作業が行われるのはこの時期です。

3月3日はとても面白い一日でした。新戸スポーツ広場で「相模の大凧まつり」に向け、竹の「寸法」や「小手縄巻き」という大凧制作工程の一部が行われました。新戸大凧保存会が米陸軍キャンプ座間の関係者を招待し、大凧作りの見学・体験をしてもらうもので、私は通訳として参加しました。保存会の方々は巧みに作業し、そのやり方を笑顔でキャンプ座間の関係者に教えました。キャンプ座間の方々は積極的に質問し、楽しく作業に取り組みました。

翌週の10日には、橋本公民館まつりに参加してきました。いろいろな演奏や展示を見て、日本の手話や折り紙を体験しました。折り紙に大変苦戦しましたが、たくさん学べて楽しかったです。

こういった伝統文化を大切にし、次世代に伝えることを重視する日本は素晴らしいと思います。カナダにも、先住民の豊かな歴史や文化があるのに、残念ながら私を含める多くの人はよく知らないと思います。上記の経験を振り返り、カナダに帰ったらもっと興味を持ち、学んでみようと思いました。

では、また来月!