行事レポート (世界のひろば ~インド編~)

世界のひろば ~インド編~

 6月18日(日)ユニコムプラザさがみはらで、『世界のひろば インド共和国編』が開催されました。スピーカーは、インドのハイデラバード県出身のラケシュさんとニューデリーに長期滞在されたご経験を持つ小川さんのお二人です。

 ラケシュさんによると、インドの公用語はヒンディー語ですが、実際にはさらに多くの言語が話されているといいます。法律で認められているものだけでも22言語あるそうです。ラケシュさんは日本語を含め6つの言語を使うことができるとお聞きし、衝撃を受けました。インドのお札には、17の言語で金額が書かれているそうです。文字を通して、インドという文化の多様性を感じることができました。

 また、インドの人々はお祭りを大切にしています。楽しみ方や伝統衣装、食べ物などは地域によって違いますが、寒い冬の終わりと暖かい日の到来、そして収穫期の始まりといった意味が込められているそうです。ダンスも地域ごとに様々で、北インドでは「カタク」や「バングラ」、南インドでは「ケララナタナム」や「バラタナティアム」などが有名です。インド3大祭りと言われる「ホーリー」「ディワリ」「ダサラ」では、善が悪に勝つことを祈ります。古代から伝わる『ラーマーヤナ』というお話とも深い関係があるそうで、会場の皆さんは興味津々でした。

 カレーが大好きという小川さんは、ニューデリーとは一体どのような街なのか、体験談を交えてお話くださいました。日本と同じように四季がありますが、非常に寒暖差が激しいといいます。夏の最高気温が48℃となることもあり、その日はシャワーの水が熱湯になっていたそうです。
インドは仏教の故郷でありイスラム大国でもあるとお聞きし、互いの違いに対する寛容さを感じました。小川さんの「14億人のそれぞれ違ったインドがある」というお言葉がとても印象的でした。

お国紹介の後には、ラケシュさんのお話をもとにしたクイズや参加者の皆さんとの質疑応答で、会場が盛り上がりました。今回の『世界のひろば』では、インドの挨拶の言葉が書かれた「挨拶カード」が配られました。各回でテーマとなるお国の挨拶カードをコレクションし、楽しみにされている方もおられるようです。ぜひ一度、足を運んでみてはいかがでしょうか。