行事レポート (世界のひろば ~カナダ編~)
世界のひろば ~カナダ編~
12月17日(日)大野南公民館で、『世界のひろば』が開催されました。 スピーカーはカナダ出身のマーシャル・エリオット・ギンズラー・バイナーさんです。
マーシャルさんはトロント出身。トロント市はカナダの最大都市で自然が豊か、冬は長くて寒いですが夏は快適、そして相模原市とは30年来の友好都市です。カナダについて知らなかったことが一つでも伝わればと様々なトピックをお話ししてくれました。
カナダは面積が日本の約26倍の大きい国ですが人口は日本の1/3ほどで、移民の多い多民族国家。公用語は英語とフランス語。ケベック州ではフランス語しか話さない方も多いのでマーシャルさんも旅行した際に道を尋ねようにも言葉が通じず4人目でやっと英語が通じたということがあったそうです。そして、多民族がそれぞれの文化を保ちモザイクのような成り立ちをした国ということで、文化も多様で、例えば食べ物も様々なルーツを持つものが色々あるそうです。
ウインタースポーツが盛んで、アイスホッケーが冬の国技です。ちなみに夏の国技はラクロスなのだそうです。
カナダは一言で言うと、冬はとても寒く、自然が豊かで、「人」も「文化」も多種多様な国。 マーシャルさん曰く、秋の紅葉がすばらしく、ずっと見ていてもアキないそうです。
質疑応答タイムでは、多文化共生についてカナダからヒントを得ようと質問される方が多く、マーシャルさんはひとつひとつ丁寧に答えていました。皆、熱心に耳を傾けており、カナダの多文化主義への関心の高さがうかがわれました。
そして締めくくりにマーシャルさんがギターの弾き語りをプレゼントしてくれました。
マーシャルさんは来日4か月。日本語を驚くほど流暢に話されます。中学生のころ日本の漫画などに興味を持ち、日系人サッカーチームに参加して日本語に囲まれる経験の中で語学を上達させたそうです。
参加者の質問に誠実に向き合うマーシャルさんが印象的でした。毎週木曜午後に国際交流ラウンジで「マーシャルの部屋」という交流会を開いているそうです。カナダのこと、トロントのことをもっと知りたければ、立ち寄ってみるのもいいですね。